入れ歯の悩みと、その原因


入れ歯が合っていないことで生じる代表的なトラブルとして、

・痛い
・吐き気がする
・口元にしわができるようになった
・喋りにくい
・入れ歯が外れやすい


といった症状が挙げられます。

合わない入れ歯やすり減った入れ歯を使い続けていることで、歯や歯ぐきを傷つけたり、咬み合わせが崩れて顎の不調が慢性化していきます。さらには、頭痛や肩こり、集中力の低下・気分が落ち込むといった全身の健康面にも影響が出ることもあるため、アールデンタルオフィスでは少しでも違和感がある場合にはご相談いただくことをお勧めしています。

入れ歯が合わないことで起きる症状の中から、よくあるご相談や悩みとその原因について、ご説明します。


1.入れ歯が痛い原因とは?


入れ歯を装着して痛みを感じる場合、また口の中に傷ができたり口内炎ができているような場合、
①入れ歯のベース部分の形が適切でない
②人工歯の噛み合わせが合っていない

こういったことが原因として考えれられます。


入れ歯でトラブルが生じやすい箇所はこの3つです


①ベース部分の形が適切でないケース


唇や舌、頬などを動かすと入れ歯に圧力がかかり、歯ぐきや粘膜などに当たって痛みを感じることがあります。

入れ歯は、その人の歯ぐきにぴったりとくっつくことが大切ですが、単に入れ歯が歯ぐきをぴったりと覆っていれば良いということではありません。痛くない入れ歯を作るためには、お口が自由に動けるような余裕を持たせて設計しておく必要があります。

入れ歯のベース(土台)部分には患者さんごとに適正な形があり、その形に適した入れ歯を作らなければ、不快な症状が出てきます


②人工歯の噛みあわせがあっていないケース


人工歯の噛み合せが合っていないために痛みを感じることもあります。

元々、一人ひとりの歯の形や大きさや噛み癖は人によって異なります。そうした情報を踏まえずに入れ歯を作ってしまうと、うまく物が噛めなかったり、歯ぐきに入れ歯が触ってしまったりして、痛みを感じるのことになるのです。

これら、「合わない入れ歯による痛み」を解決するためには、適正なラインと個人にあった噛み合わせを実現することが必要です。

そのためアールデンタルオフィスでは、歯の並び方と噛み合わせのチェックを行っています


トラブルの少ない入れ歯設計のポイント


2.入れ歯で吐き気がする原因とは?


吐き気がするのは、入れ歯の土台(ベース)部分が喉に当たっていることが原因です。

ベース部分の奥が長く作られていると、喉に当たって吐き気がします。また下の入れ歯に余計な部分があり、のどに当たっている場合も同じような症状が出ます。


上の入れ歯がのどに当たって気持ち悪さを感じることがあります

入れ歯で吐き気を感じる原因

こうした悩みを解決するためには、土台(ベース)部分を正確に設計することが必要で、お使いの入れ歯でも小さく修正することで吐き気を解消することができます。

また噛み合わせが高すぎる場合も気持ち悪さを感じることもあり、そうした場合は噛み合わせを下げることで症状を楽にすることができます。

そのためアールデンタルオフィスでは、歯の並べ方や土台のチェックを行っています。

その他、入れ歯の違和感が出る理由としては、素材に対する違和感から気持ち悪さを感じているケースがあります。
入れ歯の土台である、プラスチックのつるつるした質感に慣れない、あるいは修理を繰り返していて入れ歯がザラザラとしてきているといった質感に慣れない方もいらっしゃいます。

このような場合には、つるつるの部分にお口の中を再現するようなスジを加えたり、あるいは研磨してザラつきを抑えたりすることも可能です。


3.入れ歯が外れてしまう原因とは?


入れ歯が外れてしまう場合、痛みと同様に
①入れ歯のベース部分の形が適切でない
②人工歯の噛み合わせが合っていない

こうした問題がある可能性が考えられます。


①入れ歯のベース部分の形が適切でないケース


歯ぐきに対して入れ歯のベースが大きすぎるために、歯ぐきと入れ歯のベースの間に隙間ができて外れてしまうのです。


②人工歯の噛み合わせがあっていないケース


人工歯の噛み合せが合っていないために外れてしまうこともあります。
それぞれに、もともとの歯の形や大きさが微妙に違ったり、噛み癖があったりしますので、そういった情報を加味したうえで入れ歯を作らないと、外れてしまうのです。

この悩みを解決するためには、ベース部分の適正ラインを正確に導き出し、個人にあった噛みあわせを導き出すことが必要です。
そのためアールデンタルオフィスでは、歯の並べ方や土台のチェックを行っています


4.入れ歯でしゃべりづらさを感じる原因とは?


しゃべりづらいのは、入れ歯の高さが合っていないことが原因です。
歯の部分が高く(長く)作られていると、「さしすせそ」や「たちつてと」が発音しづらくなります
上あごの入れ歯の土台部分が高く(厚く)作られていると、「らりるれろ」が発音しづらくなります


なぜ入れ歯でしゃべりづらさを感じてしまうのか?

この悩みを解決するためには、個人に合う入れ歯の高さを導き出すことが必要です。
そのためアールデンタルオフィスでは、土台のチェックを行っています。